特殊詐欺系

警察を装う末尾0110の着信は詐欺!+1(875)381-0110の国際電話の手口と私が撃退した一部始終【実録】

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はじめに:その電話、絶対に出ないでください

こんにちは、管理人のみさきです。

日々、様々な副業案件や怪しい情報の検証を行っている当サイトですが、今回は私自身のスマートフォンに直接かかってきた「極めて悪質な詐欺電話」について、緊急で注意喚起の記事を書きます。

結論から申し上げます。
以下の番号から着信があっても、絶対に応答しないでください。

  • 電話番号:+1 (875) 381-0110

この電話は、「警察官」を装った国際電話詐欺です。

特にこの番号の恐ろしいところは、末尾が「0110(110番)」になっている点です。これは偶然ではありません。私たち日本人が無意識に信頼してしまう「警察の番号」を意図的に模倣した、卑劣な罠なのです。

今回、私はあえてこの電話に出て、相手がどのようなシナリオで騙そうとしてくるのかを検証しました。そして、ある「一言」を放った瞬間、相手は逃げるように電話を切りました。

本記事では、私の実体験に基づく会話の全貌と、なぜ「0110」が表示されるのかというカラクリ、そして今後同様の電話がかかってきた際の対処法を、徹底解説します。

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【実録】+1(875)381-0110 との対決

まずは、実際に私とかかってきた詐欺師(自称・警察関係者)とのやり取りを公開します。
相手は女性でした。非常に落ち着いたトーンで、一見すると本物の事務連絡のように聞こえるのが特徴です。

着信の瞬間

スマホの画面に表示されたのは「+1」から始まる国際電話。
普段なら無視するところですが、検証を行っている立場上、「詐欺だろう」と直感しつつ通話ボタンを押しました。

実際の会話内容

詐欺師(女):
「もしもし、私、〇〇(警察署や捜査二課などを名乗る雰囲気)の者ですが、〇〇さん(私の名前)の携帯電話でしょうか?」

私:
「はい、そうです」(え?女性なの??と心の中では思いました!)

詐欺師(女):
「実は、岩手県内であなたの『楽天銀行のキャッシュカード』が見つかりました」

私:
(私持ってないんですけど。。。楽天銀行…多くの人が持っている口座を狙った典型的な手口だな)
「そうですか」

詐欺師(女):
「このカードに見覚えはありますか?」

私:
「旅行で行きましたね」

詐欺師(女):
「いつくらいのことですか?」

私:
「2〜3ヶ月前ですね」

詐欺師(女):
「他にも旅行には行かれましたか?」

私:
「毎月旅行に行ってますよ」

詐欺師(女):
「具体的にはどこに行ったのですか?」

私:
「色々行っているのでわかりません」

ここまでは、相手による「情報の探り」です。
私が本当にその地域に行ったことがあるか、あるいは適当に答えているか、そして「お金を持っていそうか(毎月旅行に行ける財力があるか)」をジャブを打ちながら確認していたのでしょう。

そして、相手はいよいよ本題(脅し)に入ってきました。

詐欺師(女):
「実は…岩手県で大きな詐欺グループが捕まりまして、そこで押収された証拠品の中から、あなたのカードが出てきたんです。あなたにも容疑がかかる可能性があります」

ここで普通の人は「えっ!?私のカードが犯罪に?」「逮捕されるの?」とパニックになるかもしれません。それが狙いです。
しかし、私はここで伝家の宝刀を抜きました。

私:
「私はこの通話、録音してますからね!」

詐欺師(女):
「……(プツッ)」

反論も、言い訳もありませんでした。
「録音」という言葉を聞いた瞬間、相手は一方的に電話を切りました。これが答えです。
やましいことがない、本物の警察からの連絡であれば、録音されて困ることは何一つないはずです。

なぜ「末尾0110」なのか?検索してわかる恐ろしい実態

今回の電話番号「+1 (875) 381-0110」。
なぜ、あえて末尾を「0110」にしているのでしょうか?

ネット上で「警察 詐欺電話 0110」と検索すると、同様の被害報告や注意喚起が大量に出てきます。これらを分析すると、詐欺グループの巧妙な心理誘導が見えてきます。

1. 「110番」を連想させる視覚トリック

私たち日本人は子供の頃から「警察=110番」と教え込まれています。
パニックになっている時や、寝起きで判断能力が鈍っている時に、着信画面に「0110」という数字が見えると、脳が勝手に「警察からの電話だ」と誤認してしまうのです。

2. アプリによる番号偽装(発番偽装)

「+1」はアメリカやカナダの国番号です。しかし、実際に犯人がアメリカにいるとは限りません。
現在の技術では、インターネット回線を使った通話アプリを使用することで、**発信者番号を好きな数字に設定(偽装)**することが容易にできてしまいます。
彼らはあえて、日本の警察を連想させる「0110」を末尾に設定して発信しているのです。

3. 警察庁も公式に注意喚起

実際に、警察庁や各都道府県警もこの手口について警告を出しています。
「警察署や公的機関が、+1から始まる国際電話を使って個人に連絡することは絶対にありません」
これが唯一絶対の真実です。
たとえ末尾が0110であっても、頭に「+」がついている時点で、それは100%詐欺です。

なぜ「岩手県」で「楽天銀行」なのか?シナリオの解剖

今回の犯人は「岩手県でカードが見つかった」と言いました。また、「楽天銀行」を名指ししました。ここにも詐欺のセオリーが詰まっています。

「地方警察」を騙る理由

もし私が東京に住んでいて「警視庁です」と言われたら、「じゃあ今から行きます」と言えるかもしれません。
しかし、「岩手県」や「高知県」「北海道」など、住んでいる場所から遠い地域の警察を名乗ることで、

  • 「すぐには確認に行けない」
  • 「現地の事情がわからない」
    という不安を作り出します。
    「遠くて行けないでしょうから、電話で手続きを済ませましょう」と持ち込み、LINEのビデオ通話などに誘導するのが最近の流行りです。

「楽天銀行」などのネット銀行を狙う理由

楽天銀行やPayPay銀行などのネット銀行は、利用者が非常に多いです。
「どこの銀行ですか?」と聞くのではなく、「あなたの楽天銀行のカードが…」とカマをかけることで、偶然楽天銀行を持っていた人が「えっ、なんで知ってるの!?本物の警察だ!」と信じ込んでしまう効果(バーナム効果)を狙っています。
仮に持っていなければ「あ、じゃあ三井住友の方でしたか?」などと訂正して情報を引き出すのです。

捜査二課・押収品というキーワード

「詐欺グループの押収品からあなたの名義が…」というのも鉄板のスクリプト(台本)です。
「あなたは被害者だと思っているかもしれないが、口座を売った容疑者としての疑いもある」と脅すことで、「身の潔白を証明したい」という心理を悪用します。
その潔白を証明するために、「資産の保全」と称して指定の口座にお金を振り込ませたり、資産状況を全て聞き出そうとするのです。

もし電話を切らずに話し続けていたらどうなっていたか?

私が「録音している」と言わずに、そのまま相手のペースに乗せられていたらどうなっていたでしょうか?
過去の事例や、当サイトに寄せられた相談から推測される「地獄の結末」は以下の通りです。

  1. ビデオ通話への誘導
    「捜査のため顔写真付きの身分証を見せてほしい」と言われ、LINEやSkypeに誘導されます。そこには警察の制服を着た(偽の)人物が映ることもあります。
  2. 偽の逮捕状・保全命令の提示
    画面越しに、あなたの名前が入った偽造の「逮捕状」や「資産凍結命令書」を見せられます。これで完全に恐怖で支配されます。
  3. 「安全な口座」への送金指示
    「あなたの口座は凍結される。お金を守るために、警察(検察)が管理する安全な口座に一時的に全額移してください」と指示されます。
  4. 全財産の喪失
    振り込んだが最後、そのお金は二度と戻ってきません。

今すぐできる対策と、かかってきた時の対処法

今回の私の体験から、読者の皆様に実践していただきたい対策をまとめます。

1. 「+」から始まる電話には出ない

基本中の基本です。心当たりがない限り、国際電話に出るメリットは一つもありません。
スマホの設定で「海外からの着信を拒否する」機能があれば、オンにしておくことを強く推奨します。

2. 「録音」を武器にする

今回私が実証したように、詐欺師は「証拠が残る」ことを極端に嫌います。
もし電話に出てしまっても、
「防犯のため、この通話は録音させていただきます」
と伝えるだけで、9割の詐欺師は電話を切ります。
最近のスマホには通話録音機能がついているものも多いですし、ICレコーダーを持っていなくても「録音している」とハッタリを言うだけで効果絶大です。

3. 個人情報は1ミリも漏らさない

「旅行に行った」「2〜3ヶ月前」といった何気ない会話も、彼らにとっては「情報の断片」です。
「いつ家を留守にしているか」「行動範囲はどこか」という情報は、空き巣などの別犯罪に使われるリスクもあります。
「警察の方なら、私の住所も名前もご存知ですよね?そちらから正式な書面を送ってください」と言って電話を切りましょう。

4. 検索する癖をつける

不審な電話番号は、すぐに出ずに、まずはGoogleで検索してください。
「0110 警察 詐欺」
「+1 875 381 0110」
などで検索すれば、当サイトのような検証記事や、警察の注意喚起が必ず見つかります。

おわりに:詐欺師はあなたの「不安」を食い物にしています

今回の電話の相手は女性でした。
「女性の声なら安心」という私たちの先入観すら、彼らは利用します。

岩手県警だろうが、警視庁だろうが、電話一本で「逮捕」をチラつかせたり、暗証番号を聞き出そうとしたりすることは、日本の法律上あり得ません。

この記事を読んでいるあなたは、もう大丈夫です。
しかし、あなたのご家族や友人はどうでしょうか?
特に高齢者の方は「0110」という数字を見ただけで信用してしまうリスクが高いです。

ぜひ、この記事を周りの方にシェアしていただき、「国際電話の警察署ごっこ」という詐欺が流行っていることを伝えてあげてください。

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みさき
みさき
ビジネスコンサルタント / キャリアアドバイザー
専門分野::副業支援、キャリア設計、ビジネススキルアップ 副業ブログ運営歴:6年 活動地域: 全国(オンライン中心) 一言:副業の始め方から収益化までのサポートをメインにお手伝いさせて頂いております。
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