特殊詐欺系

硯の投資詐欺の手口を完全公開!松本悠里・秋奈からお金を取り戻す全手順

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「もしかして、自分は騙されているんじゃないか…?」

今、この記事を読んでいるあなたは、SNSやマッチングアプリで出会った「松本悠里」あるいは「秋奈」と名乗る女性から、高額な「硯(すずり)」への投資を勧められ、強い不安と疑念を抱えているのではないでしょうか。あるいは、すでにお金を支払ってしまい、後悔の念に苛まれているのかもしれません。

WEBコンサルタントとして多くの手口を分析してきた私の結論から申し上げます。その話は、典型的な投資詐欺(ロマンス詐欺・デート商法)である可能性が極めて高いです。

あなたは決して一人ではありません。その手口は社会問題化しており、国民生活センターや全国の消費生活センターには、あなたと全く同じような状況に陥った方からの相談が後を絶ちません。

この記事の目的は、ただ不安を煽ることではありません。WEBコンサルタントの視点からその巧妙な手口の全てを分解・解説し、あなたが今すぐ何をすべきか、そして、万が一支払ってしまった大切なお金を取り戻すための具体的な方法と相談先を、順を追って、誰にでも分かるように解説することです。

この記事を最後まで読めば、あなたは冷静さを取り戻し、解決に向けた力強い第一歩を踏み出すことができるはずです。一人で抱え込まず、まずはこの記事を羅針盤として、落ち着いて行動を開始しましょう。

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これ、あなたのこと?硯(すずり)投資詐欺の典型的な手口

この見出しでお伝えしたい最も重要な結論は、あなたが現在体験している一連の出来事は、決してあなただけに起きている特別なことではなく、多数の被害者が報告している典型的な詐欺のシナリオそのものである、という厳然たる事実です。 この事実を認識することが、パニックから抜け出し、冷静な判断を取り戻すための第一歩となります。

この手口は、恋愛感情や人間的な好意を利用してターゲットの判断力を鈍らせ、高額な商品を売りつける古くからの詐欺手法である「デート商法(アポイントメントセールス)」と、実態のない価値を「投資」と偽って金銭をだまし取る「投資詐欺」を組み合わせた、極めて悪質なものです。多くの事例を分析してきた経験上、このような複合的な詐欺は、被害者が「恋愛関係のもつれ」と「金銭トラブル」を混同してしまい、誰にも相談できずに被害が拡大しやすいという特徴があります。

実際に、国民生活センターや各地の消費生活センターには、「マッチングアプリで知り合った相手から、書道の師匠を紹介され、高額な硯を勧められた」といった相談が、年間数百件単位で寄せられています。これは氷山の一角にすぎません。恥ずかしさや、「騙された自分が悪い」という自責の念から、声を上げられずにいる被害者はその何倍、何十倍もいると推測されます。

なぜ、詐欺の道具として「硯」が使われるのでしょうか?それには明確な理由があります。第一に、骨董品や美術品である硯は、ダイヤモンドや金(ゴールド)と違って明確な市場価格が存在しません。そのため、詐欺師側が「これは人間国宝の作品のレプリカで、将来価値が10倍になる」「世界的なコレクターが探している」などと、もっともらしい嘘で価値を偽りやすいのです。第二に、書道や骨董という高尚なイメージを利用することで、詐欺師は自らを「文化的な素養のある人物」と見せかけ、ターゲットを信用させやすくします。

以下の手口の解説を読み、あなたの状況と一つ一つ照らし合わせてみてください。「自分のことだ」と確信できたなら、それは絶望の始まりではありません。対策を講じるためのスタートラインに立った証拠です。

Step1: マッチングアプリやSNSでの出会い

この詐欺の入り口は、運命的な出会いを装って、ごく自然にあなたの日常に侵入してきます。 多くの被害者が、「まさか自分が」と感じるのは、その始まりがあまりにも巧妙で、普通の恋愛と見分けがつかないからです。

手口は主に、Instagramのダイレクトメッセージ(DM)や、Pairs(ペアーズ)、Tinder(ティンダー)、with(ウィズ)といった、誰もが知る大手マッチングアプリで始まります。ある日突然、あなたのプロフィール写真や投稿を見て「素敵だと思いました」「趣味が合いそうですね」といった、好意的なメッセージが届きます。相手のプロフィールは、20代後半から30代の容姿端麗な女性であることが多く、写真もプロが撮影したかのような洗練されたものが使われています。そこには「自由なライフスタイル」「投資で生計を立てています」「美味しいものを食べるのが好き」といった、経済的な余裕と充実した私生活を匂わせるキーワードが並んでいます。これは、あなたに「こんなに素敵な人と知り合えるなんて幸運だ」と思わせるための周到な演出です。

メッセージのやり取りが始まると、相手は非常に丁寧で、聞き上手です。あなたの仕事や趣味、将来の夢などについて熱心に質問し、共感と賞賛の言葉を惜しみません。数回のやり取りの後、必ずと言っていいほど「アプリだと通知に気づかないので、LINEで話しませんか?」と、よりプライベートな連絡手段への移行を促してきます。これは、アプリ運営会社の監視から逃れ、より密な関係を築くための常套手段です。LINE交換後は、おはようからおやすみまで、途切れることのないマメな連絡が続き、あなたは次第に、この女性に特別な感情を抱くようになっていくのです。

Step2: 関係の深化と「尊敬する師匠」の登場

LINEでのやり取りが続き、あなたが相手に好意を抱き始めた絶妙なタイミングで、この詐欺のキーパーソンである「師匠」という存在が会話に登場します。 この段階は、あなたを詐欺のシナリオに引き込むための、極めて重要な布石です。

「師匠」は、ごく自然な会話の流れで紹介されます。例えば、「週末は何をしていたの?」というあなたの問いに対して、「尊敬する師匠の個展の準備を手伝っていました」「師匠に会って、また人生観が変わりました」といった形で、その存在が初めて明かされます。この時点では、師匠が何者であるか、具体的なことはほとんど語られません。「書道の先生」「お世話になっている人生の師」「私を成功に導いてくれた人」といった、漠然としながらも、非常に権威があり、尊敬に値する人物であることを繰り返しインプットされます。

同時に、女性はあなたに対して「〇〇さん(あなたの名前)は真面目だから、きっと師匠も気に入ると思う」「いつか会わせてあげたいな」といった言葉を投げかけます。これは、あなたを「特別な存在」として認め、師匠に会うことが一種のステータスであるかのように感じさせるための心理的テクニックです。また、「今の私が自由な生活を送れているのは、すべて師匠のおかげ」「師匠から投資の『本質』を教えてもらった」など、師匠=金銭的成功というイメージを巧みに刷り込んでいきます。あなたは、この魅力的な女性が心酔する「師匠」とは一体どんな人物なのだろうと、次第に興味と期待感を募らせていくことになるのです。

Step3: 師匠による洗脳と価値観の刷り込み

実際に「師匠」に会う段階は、あなたを精神的に支配し、高額な契約を結ばせるための「劇場型」洗脳プロセスです。 ここでは、女性と師匠が見事な役割分担(いわゆる「良い警官・悪い警官」の応用)を行い、あなたを心理的に追い込んでいきます。

会う場所は、ホテルのラウンジや高級レストラン、あるいは「師匠のアトリエ」と称するタワーマンションの一室などが設定されます。師匠は、一見すると温厚で、物腰の柔らかい初老の男性として登場することが多いです。そして、書道や美術、経済に関するもっともらしい持論を、自信に満ちた口調で語り始めます。「これからの時代、日本円だけを持っているのは最もリスクが高い」「本物を見極める『眼』を養わなければ、その他大勢のままで人生は終わる」「一流の人間は、一流の芸術品に投資する」といった、あなたの価値観を揺さぶり、将来への不安を煽るような言葉を多用します。

この間、あなたを連れてきた女性(松本悠里/秋奈)は、師匠の話に熱心に相槌を打ち、「本当にその通りなんです!」「師匠のお話はいつも勉強になります」と、師匠の権威性を高めるためのアシスト役に徹します。もしあなたが少しでも疑問を口にしようものなら、「師匠はあなたのことを思って、特別に時間を割いてくださっているのよ」と、やんわりと制止します。この閉鎖的な空間で、二対一という状況の中、あなたは次第に「自分が未熟なのではないか」「この人たちの言うことが正しいのかもしれない」という心理状態に陥っていきます。これは、社会心理学でいうところの「同調圧力」や、カルト宗教が信者を獲得する際に用いるマインドコントロールの手法と非常に似た構造です。

Step4: 展示会や個展での高額な硯の勧誘

師匠による価値観の刷り込みが完了したと判断されると、いよいよ詐欺の最終段階である、高額な硯の契約へと誘導されます。 この舞台は、冷静な判断をさせないための仕掛けが随所に施された、詐欺師たちのアジトです。

「弟子の作品を集めた特別な展示会がある」「一般には公開していないが、君には本物を見てほしい」など、あなたを「特別扱い」する口実で、画廊やレンタルスペース、あるいは師匠のアトリエに再び誘い出されます。そこには、もっともらしい鑑定書のようなものが添えられた硯がいくつも並べられています。そして、師匠は一つの硯を手に取り、こう切り出します。「この作品は、私の弟子の中でも最高の才能を持つ者が作ったものだ。今は30万円だが、3年後には間違いなく300万円の価値が付く。これは君への先行投資だ」。

女性もすかさず、「すごい!師匠がここまで言うなんて滅多にないですよ!」「私、〇〇さん(あなたの名前)に成功してほしいから、自分のことのように嬉しい!」と、一緒になって興奮した様子を演じます。もしあなたが「高いので…」「考えさせてください」と躊躇すると、師匠は「君には本物を見抜く眼がないのか」「このチャンスを逃すのか」と突き放すような態度を取り、女性は「せっかく師匠があなたのために…」と悲しそうな顔を見せます。このアメとムチの使い分けで、あなたは「ここで断れば、この女性との関係も終わってしまう」「期待を裏切りたくない」という強いプレッシャーを感じ、正常な判断ができないまま契約書にサインをしてしまうのです。

さらに悪質なケースでは、「手持ちがない」と断ったターゲットに対し、「消費者金融ならすぐに借りられる」「これも将来への投資だ」などと言って、その場でスマートフォンから借金をさせてまで契約を迫ることもあります。

詐欺確定!危険度を判断する10のチェックリスト

このセクションの目的は、あなたの状況が客観的に見て詐欺である可能性がどれほど高いかを、具体的なチェック項目を通じてあなた自身に明確に自覚していただくことです。 不安や恋愛感情が渦巻く中で、物事を冷静に判断するのは非常に困難です。このリストを機械的にチェックすることで、一度立ち止まり、ご自身の状況を客観視してください。

これから挙げる10個の項目のうち、もし5つ以上当てはまるのであれば、あなたが遭遇している事案は詐欺である可能性が99%以上だと考えられます。これらの項目は、この種のデート商法・投資詐欺に共通して見られる、極めて特徴的な危険信号です。一つ一つ、ご自身の経験と照らし合わせてみてください。

[硯投資詐欺 危険度チェックリスト]

  1. 出会いのきっかけは、マッチングアプリやInstagramのDMでしたか?
    • なぜ危険か:身元を偽りやすく、不特定多数のターゲットに効率的にアプローチできるため、詐欺師が最も好む接触手段です。真剣な交際相手を探す場を、詐欺の温床として悪用しています。
  2. 相手の女性の名前は「松本悠里」「秋奈」またはそれに近い名前でしたか?
    • なぜ危険か:詐欺グループは、複数のターゲットに対して同じ偽名を使います。これらの名前で検索すると、多数の被害報告が見つかることからも、詐欺師が使用している典型的な偽名であることがわかります。
  3. 会話の中で「尊敬する師匠」や「お世話になっている先生」が登場しましたか?
    • なぜ危険か:これは、詐欺のシナリオに第三者(権威のある人物)を登場させ、話の信憑性を高めるための古典的な手口です。師匠という存在が、あなたを言いくるめるための重要な役割を担います。
  4. 書道、骨董品、そして「硯」といった、価値が分かりにくい芸術品への投資を勧められましたか?
    • なぜ危険か:前述の通り、価格が不透明な商品を扱うことで、詐欺師は「将来価値が上がる」という嘘を信じ込ませやすくなります。これがもし、株式や投資信託であれば、すぐに市場価格を調べられて嘘がバレてしまいます。
  5. 「必ず儲かる」「元本は保証する」「価値が何倍にもなる」といった、断定的な言葉を言われましたか?
    • なぜ危険か:金融商品取引法では、リターンを保証するような勧誘(断定的判断の提供)は明確に禁止されています。このような無責任な発言は、詐欺師の典型的なセリフです。
  6. その場で契約や支払いを強く迫られ、「今日決めないとこの話はなくなる」などと言われましたか?
    • なぜ危険か:ターゲットに冷静に考える時間を与えず、その場の雰囲気とプレッシャーで判断を誤らせるための手口です。公正な取引であれば、高額な契約を急かす理由はありません。
  7. 支払いのために、消費者金融からの借金を勧められましたか?
    • なぜ危険か:これは、ターゲットの資力に関係なく、最大限の金額を搾り取ろうとする、極めて悪質な手口の証拠です。あなたの将来のことなど一切考えておらず、ただ金銭をだまし取ることだけが目的です。
  8. 契約書の控えをもらっていない、または渡された書類の会社名や住所が曖昧、もしくは存在しませんでしたか?
    • なぜ危険か:後の返金請求や法的手続きから逃れるため、身元が特定される証拠を意図的に残さないようにしています。まともな事業者であれば、必ず特定商取引法に基づく書面を交付する義務があります。
  9. 相手の女性の勤務先や、普段の生活について、具体的な話を聞いてもはぐらかされませんでしたか?
    • なぜ危険か:詐欺師のプロフィールや経歴はすべて架空のものです。そのため、具体的な質問をされると矛盾が生じるため、巧みにはぐらかしたり、話を逸らしたりする傾向があります。
  10. 少しでも「話がうますぎる」「何かがおかしい」と、心のどこかで感じたことはありませんでしたか?
    • なぜ危険か:その直感は、あなた自身が発している最大の警告サインです。好意や期待がその直感を打ち消そうとしていたかもしれませんが、今こそ、その違和感に真摯に耳を傾けるべき時です。

診断結果:
5つ以上当てはまった方は、今すぐ次の章「被害を止める!今すぐあなたがやるべき3つの緊急行動」を読み、行動を開始してください。迷っている時間はありません。あなたの直感は正しかったのです。

被害を止める!今すぐあなたがやるべき3つの緊急行動

このセクションの目的は、これ以上の金銭的・精神的被害の拡大を断固として食い止め、今後の返金請求を有利に進めるための盤石な準備を整えることです。 詐欺だと確信した瞬間、怒りやパニックで感情的になりがちですが、ここで冷静に行動できるかどうかが、あなたの未来を大きく左右します。

まず、絶対にやってはいけないことがあります。それは、相手に「あなたが詐欺師だと気づいた」と悟らせることです。感情的に相手を問い詰めたり、LINEで「詐欺だろ!」などと送ったりするのは最悪の選択です。それをすれば、相手は即座にあなたとの連絡を絶ち、アカウントを削除し、すべての証拠を消して逃亡してしまいます。そうなると、返金請求は極めて困難になります。

もし、追加の支払いを要求されている場合は、「急な出費ができてお金がない」「親族に不幸があった」「大きな決断なので、一度親に相談したい」など、相手を刺激しない、もっともらしい理由をつけて、とにかく時間を稼ぎ、支払いを断固として拒否してください。

その上で、以下の3つの行動を、必ずこの順番通りに、冷静沈着に実行してください。これは、いわば詐欺被害からの脱出における「初期消火」であり、最も重要なプロセスです。

行動1: 全ての証拠を保全する

将来、弁護士などを通じて返金交渉を行ったり、あるいは裁判になったりした場合、あなたの主張を裏付ける客観的な証拠が何よりも重要になります。 相手が逃亡する前に、相手の存在と、あなたとのやり取りを証明するすべてのデジタル・アナログ情報を、一つ残らず確保してください。

証拠は、多ければ多いほど有利になります。少しでも関係があるかもしれないと思ったものは、すべて保存するくらいの気持ちで臨んでください。具体的には、以下のリストにあるものを、今すぐ保全してください。

[表:保全すべき証拠リスト]

証拠の種類具体的な内容保存方法のポイント
SNS・アプリ関連・相手のプロフィール画面<br>・投稿内容と写真<br>・「いいね」やコメントの履歴全てスクリーンショットで撮影する。相手のIDが明確に写るように撮ること。
メッセージ関連・LINE、InstagramのDMなど、全てのやり取り<br>・出会いのきっかけから現在までの全会話履歴LINEはトーク履歴をテキスト形式で保存する機能(Keepメモなど)と、重要な部分はスクリーンショットの両方で保存する。写真やスタンプも重要な証拠になる。
通話関連・通話履歴、着信履歴スマートフォンの通話履歴画面をスクリーンショットで撮影する。通話日時と時間が分かるようにする。
契約・金銭関連・契約書、申込書、覚書、領収書、パンフレット<br>・相手から送られてきた資料全て現物を厳重に保管する。加えて、スマートフォンで全体が鮮明に写るように撮影し、データとしても保存しておく。
支払い関連・銀行振込の利用明細<br>・クレジットカードの利用明細<br>・ATMの利用明細票通帳の該当箇所をコピーするか、ネットバンキングの画面をスクリーンショットまたはPDFで保存する。
相手の情報・相手の氏名(偽名の可能性大)、電話番号、LINE ID<br>・師匠の氏名、会社名(と称するもの)<br>・振込先の口座情報(銀行名、支店名、口座番号、名義)全てメモに正確に書き出す。口座名義は相手の正体を探る上で極めて重要な情報となる。

これらの証拠は、あなたのスマートフォンの写真フォルダだけではなく、PCやUSBメモリ、Google DriveやDropboxといったクラウドストレージにもバックアップを取り、複数の場所に保存してください。万が一、スマートフォンが故障したり、紛失したりするリスクに備えるためです。

行動2: 相手との連絡を絶つ(ただし慎重に)

これ以上の被害を防ぎ、あなた自身の精神的な平穏を取り戻すために、詐欺師との連絡は原則として絶つべきです。 しかし、そのタイミングと方法には注意が必要です。焦って行動すると、かえって不利になる可能性があります。

理想的なのは、弁護士や消費生活センターなどの専門機関に相談した上で、その指示に従って連絡を絶つことです。なぜなら、事案によっては、専門家が介入するまでは、相手の出方を探るために連絡ルートをあえて残しておく、という戦略を取る場合があるからです。

ただし、相手からの連絡が執拗で、精神的に追い詰められている場合は、あなた自身の心を守ることを最優先してください。その場合は、以下の手順で連絡を絶ちましょう。

  1. 電話は着信拒否設定にする。
  2. LINEは「ブロック」する。 「非表示削除」ではなく、必ず「ブロック」を選んでください。ブロックすれば、相手からのメッセージはあなたに届かなくなり、相手側には既読がつかなくなります。
  3. Instagramや他のSNSも同様にブロックする。

一つ注意点があります。LINEをブロックする前に、必ず前述の証拠保全(トーク履歴の保存)を完了させてください。ブロックした後では、トーク履歴のバックアップが取れなくなる可能性があります。

相手から「どうして連絡くれないの?」「何かあったの?」といったメッセージが来ても、一切応答してはいけません。あなたの目的は、相手と議論することではなく、安全に距離を置き、法的な手続きを進める準備をすることです。

行動3: 専門機関に相談する

詐欺被害の解決において、最も重要なことは「一人で抱え込まないこと」です。 あなたはすでに、証拠を保全し、これ以上の被害拡大を防ぐための初期対応を終えました。次のステップは、あなたの味方となってくれる専門機関に、できるだけ早く、具体的に相談することです。

「どこに相談すればいいのか分からない」という方のために、次の章でそれぞれの窓口の役割と特徴を詳しく解説しますが、相談は早ければ早いほど、お金を取り戻せる可能性は高まります。なぜなら、詐欺師がだまし取ったお金を別の口座に移したり、使い込んでしまったりする前に、口座凍結などの措置を講じる必要があるからです。時間が経てば経つほど、お金の行方を追うのは難しくなります。

相談に行く前には、これまでの経緯を時系列でまとめたメモを作成しておくと、話がスムーズに進みます。

  • いつ、どこで(どのアプリで)出会ったか
  • いつ、誰(師匠)に会ったか
  • いつ、いくら、どの口座に支払ったか
  • どのような言葉で勧誘されたか

これらの情報と、ステップ1で保全した証拠を持参すれば、専門家は迅速かつ的確なアドバイスを提供してくれるでしょう。恥ずかしがる必要は一切ありません。専門家は、あなたと同じような被害に遭った人々を数多く救ってきたプロフェッショナルです。勇気を出して、電話をかける、あるいは相談予約をすることから始めてください。

くある質問(Q&A)

このセクションでは、詐欺被害に遭われた方が抱きがちな、細かいけれど重要な疑問について、Q&A形式で先回りしてお答えします。あなたの不安を少しでも解消し、次の一歩を踏み出すための後押しになれば幸いです。

Q1. 相手をLINEブロックしてもいいですか?

回答:最終的にはブロックすべきですが、そのタイミングは慎重に判断する必要があります。

最も安全なのは、①全ての証拠保全を完了させ、②弁護士などの専門家に相談し、その指示を得た後でブロックすることです。なぜなら、専門家が介入するまでは、相手の動向を探るためにあえて連絡ルートを確保しておく、という戦略を取ることがあるからです。

ただし、相手からの連絡が執拗で、あなたの精神的な負担が大きい場合は、あなた自身の心を守ることが最優先です。その場合は、証拠保全さえ完了していれば、すぐにブロックしても構いません。その際は、専門家に相談する際に「精神的に辛かったので、先にブロックしました」と伝えれば問題ありません。

Q2. 支払ったお金が戻ってくる可能性はどれくらいありますか?

回答:相手の身元がある程度特定できており、行動が早ければ、返金される可能性は十分にあります。

返金の可能性は、ケースバイケースであり、「何%です」と断言することはできません。しかし、一般的に成功率を高める要因は以下の通りです。

  • 行動の速さ: 詐欺師がだまし取ったお金を使い込んだり、海外の口座に移したりする前に行動できるかが最大の鍵です。相談が1日早いだけで、結果が大きく変わることがあります。
  • 証拠の量と質: 相手を特定できる情報(振込先口座名義、電話番号など)や、やり取りの履歴が豊富にあるほど、交渉や法的手続きを有利に進められます。
  • 相手の資力: 相手が法人格(株式会社など)を持っており、まだ資産が残っていれば、回収の可能性は高まります。

諦めるのはまだ早いです。弁護士に相談すれば、まず相手の資産状況を調査し、回収の現実的な見込みについて説明してくれます。可能性がゼロでない限り、行動する価値はあります。

Q3. 家族や友人に相談すべきでしょうか?

回答:精神的なサポートを得るために、あなたが心から信頼できる人に相談することは、非常に良い選択です。

一人で問題を抱え込むことは、精神衛生上、非常によくありません。詐欺被害の解決は、時に時間がかかり、精神的に消耗するプロセスです。そんな時に、あなたの味方になって話を聞いてくれる家族や友人の存在は、何物にも代えがたい支えとなるでしょう。

ただし、「騙されたなんて、みっともない」「なぜ相談してくれなかったんだ」と、あなたを責めるようなタイプの人に相談するのは避けるべきです。もし、誰に相談して良いか分からない、あるいは心配をかけたくないという気持ちが強いのであれば、まずは守秘義務のある専門家(消費生活センターの相談員や弁護士)に話すことをお勧めします。彼らはあなたのプライバシーを守りながら、客観的な立場であなたの話を受け止めてくれます。

Q4. 警察に被害届を出せばお金は返ってきますか?

回答:いいえ、警察の目的は犯人を処罰することであり、お金を取り返すことではありません。返金のためには、別途、民事での手続きが必要です。

この点は非常に重要なので、正しく理解しておく必要があります。警察が扱うのは**「刑事事件」であり、弁護士が主に扱うのは「民事事件」**です。

  • 刑事事件の目的: 社会のルールを破った犯人(詐欺師)を、法律(刑法)に基づいて罰すること(逮捕、起訴、懲役など)。
  • 民事事件の目的: 個人間のトラブル(今回の場合、あなたと詐欺師)を、法律(民法など)に基づいて解決し、被害を回復させること(損害賠償請求、返金請求など)。

警察に被害届を提出し、犯人が逮捕されたとしても、それによって自動的にお金が返ってくるわけではありません。お金を取り返すためには、刑事手続きとは別に、弁護士に依頼して、相手方と交渉したり、民事訴訟を起こしたりする必要があるのです。ただし、刑事事件として立件されれば、相手が示談(返金)を申し出てくる可能性が高まるため、警察への相談も決して無駄ではありません。

Q5. 騙された自分が恥ずかしいです…

回答:あなたは何も恥じる必要はありません。悪いのは100%、あなたを騙した詐欺師です。

そう感じてしまうお気持ちは、痛いほどよく分かります。詐欺の被害者は、皆一様に「なぜあんな話を信じてしまったのだろう」「自分はなんて愚かなんだ」と、自分自身を責めてしまいます。

しかし、断言します。あなたは決して愚かではありません。詐欺師は、人の心の隙間に入り込み、信頼関係を築き、判断力を奪うことのプロフェッショナルです。彼らは、何ヶ月もかけて周到にシナリオを準備し、チームで役割を分担し、あなた一人をターゲットに攻撃を仕掛けてきます。そんな組織的な犯罪に対して、個人が立ち向かうのはあまりにも困難です。誰が同じ状況に置かれても、被害に遭う可能性はあったのです。

どうか、自分を責めることにエネルギーを使わないでください。そのエネルギーを、これから未来に向けて、解決のために行動することに使いましょう。あなたが勇気を出して行動することが、あなた自身を救うだけでなく、次の被害者を生まないための社会的な一歩にもなるのです。

まとめ

この記事を通じて、あなたが今直面している問題が、決して個人的な失敗ではなく、社会にはびこる悪質な「組織犯罪」であることをご理解いただけたかと思います。そして、そこから抜け出し、被害を回復するための具体的な道筋も見えてきたはずです。

最後に、もう一度お伝えします。最も重要なことは、今日、今すぐ、最初の一歩を踏み出すことです。この記事で紹介した「緊急行動」を実践し、そして、勇気を出して専門の相談窓口に電話をしてみてください。

一人で暗闇の中を歩いているように感じるかもしれませんが、あなたは一人ではありません。あなたの味方になってくれる専門家が、必ずいます。彼らの力を借りれば、解決への道は必ず開けます。この記事が、あなたが平穏な日常を取り戻すための、確かな一助となることを心から願っています。

正しい副業選びの為に、このような案件は避けましょう。

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本当に稼げる副業とは

これまでに数々のネット副業について調べてきましたが、本当に稼ぐことができる副業なんてほんの一握りです。それほど今の副業業界では詐欺まがいな案件が出回っています。

裏を返せば「情報の良し悪し」さえ判断することができれば本物の情報を見つけることはさほど難しくありません。

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新しいことを始めるというのは不安や恐怖が付きまとうものです。でも踏み出さないければ始まることはありません。

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みさき
みさき
ビジネスコンサルタント / キャリアアドバイザー
専門分野::副業支援、キャリア設計、ビジネススキルアップ 副業ブログ運営歴:6年 活動地域: 全国(オンライン中心) 一言:副業の始め方から収益化までのサポートをメインにお手伝いさせて頂いております。
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